ある光

アラフォーおひとりさまで両側乳がんになった私の日々

コロナとの闘い

1月25日に父のコロナが発覚してから地獄のような日々だった。
27日、母も陽性になった。
ドア越しに「大丈夫?」と声をかけても両親の「大丈夫」という声しか聞こえない不安。
90を越えた祖母に感染させてしまったらという不安。
抗がん剤治療で高リスクになっている自分への感染の恐怖、恐怖でしかない日々だった。

朝30分かけた洗面台の消毒。
毎日40分かけた風呂場の消毒。
ものに触れるたびに「ウイルスがついているのでは」と
恐怖しては、ビニール手袋を捨て、消毒液の散布を繰り返した。
「コロナ ○○」と、感染に関する情報を探し続けた、おかげで今では大概のことがわかった。
弱気になってすっかり落ち込んだ祖母も勇気づけなければならなかった。

でも、もう終わる。
本当は11日目になっても少し怖いけれど、もし明日以降感染してしまうのならば、もう手を尽くしたと腹をくくる。

本当に疲れた、もう二度とこんな思いをしたくない。
明日の朝でこの生活を終わろう。
私は家族3人を守ることができた。
お疲れさま。